CT 特に歯科用制限視野CTにおける高い減弱物由来の アーチファクト対策について -初期の基礎(Hough変換とRadon変換)を中心に- 

毎度毎度だが、ホームページにも歯科用CBCTでの高い減弱物によるアーチファクトが容易に消せるような喧伝が目につく。

特にデータ欠損の補間で片づくような1980年代の医科用CTで散々研究された内容の蒸し返しにもならぬ誤解を今更で、時に新規性までうたう。
現在のシーメンス他の全身用CTの大変なアルゴリズムやそもそもデータの良好な全身用CTでできることが、制限視野のFPDのCTで??。
開業医の方や、ヘンテコな要求に悩まされる専門家のために、また妙な提灯つけないようにと、警鐘を学会発表後の動画。

制限視野CT部分

なお、これは現在のnormalized MARなどの基本の前のところまでで、新規性ありません。そもそも制限視野CTではまずイロイロ困難でnormalized MARに達してないこと示しています。また全身用CT各社や大学の特許権もこの内容の先の部分ではまだまだ切れていないでしょうね。

なお学術上の解析は、オリジナルの著作権、著作者人格権という、とてもとても大事なものは侵していません。解説記事の元ネタも明記しています。前回の引用文献も。

“CT 特に歯科用制限視野CTにおける高い減弱物由来の アーチファクト対策について -初期の基礎(Hough変換とRadon変換)を中心に- ” への2件の返信

  1. ご無沙汰しております。
    全身用CTでのMARの二次アーチファクトの例が「歯科放射線学(第7版)」(2024.3.25発刊)のp.169に掲載されています。(第6版までは掲載がありませんでした)

  2. 教科書に掲載されるようになり、注意が喚起されるのはとても大事な事ですね。特にその時の処理に関係しなかった人がその時の対象部位でないところを診断しないといけない事態では、大事ですから。

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